ポタクのあれこれ。

僕の脳内の話。

一瞬の翳り、それすら超える輝きを。

こんにちは。今回考察する曲は欅坂46の「世界には愛しかない」です。

 

https://youtu.be/83vyrFFjiqQ

 

ピアノの旋律に重なるギターの音色が爽やかで、夏にもぴったりな曲かと思います。

それでは考察に入っていきましょう!

 

 

「歩道橋を駆け上がると、夏の青い空がすぐそこにあった。

絶対届かないってわかっているはずなのに、僕はつま先で立って

思いっきり手を伸ばした。」

 

突き抜けるような青空。雲ひとつない。

どれだけ手を伸ばしても届かないって分かっているはずなのに、僕は伸ばし続ける。

心のモヤモヤとした何かを晴れさせるヒントを得るために。

 

 

ただじっと眺め続けるなんてできやしない

この胸に溢れる君への想いがもどかしい

 

君への想いをどう伝えようか。その方法が分からない。でも傍観者のままでは嫌だという「僕」の心情が垣間見える部分ですね。

 

 

「真っ白な入道雲がもくもくと近づいて、

どこかで蝉たちが一斉に鳴いた。

太陽が一瞬、怯(ひる)んだ気がした。」

「複雑に見えるこの世界は

単純な感情で動いている。」

 

いつの間にかやってきた入道雲。刹那、蝉たちの命の瞬きを耳にした。

太陽=心のモヤモヤを晴れさせるヒントが分かりかけた気がした、でもそれは一瞬の出来事であって、すぐに見えなくなってしまった。

でもそれは偶然の出来事。

つまり、この世界は偶然の下成り立っているのです。

 

 

最初に秘密を持ったのはいつだろう?

大人はみんな嘘が多すぎて忘れてる

 

幾重にも重ねたもの。それはいつか自分と同化してしまい、嘘でさえ、真実になって忘れ去られてしまうのです。

 

 

通り抜ける風は 僕に語りかける

もう少ししたら夕立が来る

 

何故か風が夕立の知らせを運んできた気がする。

これは僕にとってチャンスなのかもしれない。

 

 

世界には愛しかない

(信じるのはそれだけだ)

今すぐ僕は君を探しに行こう

誰に反対されても

(心の向きは変えられない)

それが (それが僕の (僕のアイデンティティ

 

君と僕が出会ったのは偶然である。

これに疑いの余地はない。

でも、君の事が好きならば、この出会いを必然にしなければ。

その為には、誰かに反対されたって、夕立が襲いかかってきたとしたって、君を探しに行かなければ。

 

 

「空はまだ明るいのに、突然、雨が降って来た。

僕はずぶ濡れになりながら、街を走った。」

「夕立も予測できない未来も嫌いじゃない。」

 

突然に降ってきた雨。それでも僕は走るのをやめない。

偶然が織り成す世界も悪くない、そう思い始めたのです。

 

 

最後に大人に逆らったのはいつだろう?

あきらめること強要されたあの日だったか

 

最後に抵抗したのは、諦めを求められたあの日。誰かに未来を決められたくはないのだ。

 

 

アスファルトの上で雨が口答(くちごた)えしてる

傘がなくたって走りたい日もある

 

アスファルトに打ちつける雨。アスファルトは何か言いたそうにさえ見えた。

そんな雨の中でも、何も持たずに走りたくなる日があるのだ。

 

 

未来には愛しかない

(空はやがて晴れるんだ)

悲しみなんてその時の空模様

涙に色があったら

(人はもっとやさしくなる)

それが (それが僕の (僕のリアリティー

 

雨が降った時の憂鬱さえ、雲間から覗いた太陽で吹き飛ばせる。

喜びの涙なのか、怒りの涙なのか、悲しみの涙なのか。もしそれが分かったら、ギュッとその人を抱きしめたり、一緒に泣いてあげれるのに。

きっとそんな世界に待つものは、愛とか笑顔とかの類であり、みんながもっと幸せになれるんじゃないか。

 

 

君に遭った瞬間 何か取り戻したように

僕らの上空に虹が架かった

 

雨の中を走って、やっと君のことを見つけた。

お互いの目が合う。

その瞬間、雨がやんで晴れ間が広がった。

虹は、僕と君を繋いでゆく。

 

 

世界には愛しかない

(信じるのはそれだけだ)

今すぐ僕は君を探しに行こう

誰に反対されても

(心の向きは変えられない)

それが (それが僕の (僕のアイデンティティ

(1番のサビと同じであるため省略)

 

 

「全力で走ったせいで、息がまだ弾んでた。

自分の気持ちに正直になるって清々しい。

僕は信じてる。世界には愛しかないんだ。」

 

肩で息をする。自分の心に従って、君のことを探した。だから突然の雨に降られたことさえ、逆に清々しいぐらいだ。

刹那の翳りや雨。そんな偶然さえも乗り越えていく「愛」という物。

目には見えないけれど、それは世界に溢れていて、誰かと誰かの間に虹をかけているんだ。

 

 

 

はい。いかがでしたでしょうか!

恋に揺れ動く感情や、その中で気づいたことを夏空の移り変わりに比喩して例えていましたね。

あと、今回のブログを書いていて思ったのが、やはり欅坂の表題曲は「僕」の成長記であるということ。

他の欅坂の曲のブログも書きたいなと思いますし、繋がりが分かる共通点のようなものも探していきたいと思います。

また近々ブログ書きます。

では!

 

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