ポタクのあれこれ。

僕の脳内の話。

緑と、懐かしの風景。時は巡り合わせを呼んで。

僕にとっては少し長めのゴールデンウィークだった。束の間の非日常を終えて、現実が押し寄せてくる。今は一人暮らしの家に向かう電車の中でこれを書いている。

コロナ禍は留まることを知らず、僕が通っている大学もオンライン授業が主になっている。それを逆手に取り、僕は帰省することにした。

実の所、さらさら帰省する気はなかった。ただ、家族からの「帰省しないのか??」というLINEの通知が鳴り止むことはなかった。それに加えて、コロナワクチン3回目の摂取の知らせが実家に届いていた。副反応のことも考えて、帰省に至った。

なんだかんだで実家は楽だ。ご飯も出てくる、家事をとりわけしなくても勝手に洗濯された服が出てくる。楽園である。一人暮らしをするようになってから分かるありがたみをより一層感じた日々でもあった(久しぶりに会ったウチの猫に威嚇をされたのは少し悲しかったが)。なんだかんだで長居をしてしまったから、生活リズムが少し崩れた。それを治すのが少し億劫なところ。

一方で、嬉しいこともあった。乗車券を購入して財布に入れている時、懐かしい声がした。色んな事情で2年ほど会えていなかった親友にばったり遭遇した。ただ、僕が乗る電車の発車時刻が迫っていて、お茶すらも出来なかったのが心残りである。また次会う約束を交わせたのは良かった。何よりも、とても元気そうだったのにホッとした。

電車は緑の中をグングン抜けて、次第にビル街へと向かっている。高い建築物にはまだ慣れない。そういう建物を見る度に僕は上を見上げてしまう。4年後の僕はどうなっているのだろうか?今から楽しみである。