ポタクのあれこれ。

僕の脳内の話。

旅立つ貴方に幸あれ。

遂に、渡邉理佐卒業コンサートが幕を閉じた。今日は朝からどこか落ち着かなかった。今日という日が来て欲しくなかったような気もするし、門出を祝いたい気持ちもあった。とにかく複雑な感情だった。


全ては姉が買ってきた1枚のCDから始まった。そこから「けやかけ」を見るようになり、彼女を知り、段々と惹かれていった。偶然にも出身地が同じだった。そこにもシンパシーを勝手に感じていた。non-noのオーディションを受けたのが「欅坂を知ってもらうキッカケになりたい」という理由だったのが僕の中でとても印象に残っている。今では表紙も飾り、凄いモデルさんにもなった。
 
こう振り返ってみると、それがもう約7年前というのだから驚く。勉強中にも、移動中にも、イヤホンからは欅坂、櫻坂の楽曲がよく流れていた。今でも聴く度に、その頃の記憶が蘇ってくる。LAST LIVEがあったあの日、通学の電車の中で欅坂の曲を聴いていたら泣きそうになったのを覚えている。寂しかったし、どこか悔しかった。メンバーの涙を見て、自分も泣いていた。
 
でも今日のライブを見て、どこか救われた気持ちになった。あの日の無観客開催のリベンジとまでは行かなくても、最後に有観客で欅の曲をやれたのは良かった。「二人セゾン」での最後にタワーを作るシーン、一期生がこんなにも減ってしまったんだなとちょっぴり寂しくなった。欅の葉っぱが散ってるみたいで尚更だった。彼女の中でも、何か吹っ切れた思いのようなものがあるんじゃないかなぁ。青空とMARRY。僕が一番好きなユニット。メドレーを聴けて凄く嬉しかった。残るのもあと一人、菅井友香。時の流れを実感する。
 
サイレントマジョリティーの撮影も、欅坂のLAST LIVEも、櫻坂の初披露も、卒業コンサートも、すべて渋谷の地で行われた。そんな彼女がアイドルとしてのラストフレーズに選んだのは「青春は熱いね 全部渋谷で学ぶんだ」だった。思い出がたくさん詰まったこの場所で、この七年間をすべて回収するようなフレーズ。胸が熱くなった。
 
今日まで約7年間、彼女はアイドルとして生きてきた。欅坂を経て櫻坂へ。順風満帆だったかと訊かれたら、決してそうではなかったはず。ずっと応援してきたからこそ、輝き溢れる時も、辛さに耐える時も見てきた。どんな時も、グループのために先頭に立ち、引っ張り支えてきた。最後の向日葵を渡すところでも、みんなから慕われている彼女だった。本当に、本当にお疲れ様でした。大きな愛と感謝です。
 
そして、きっとまたすぐに会える。確証はないけど、そんな気がする。サヨナラは別れじゃなくて、未来での再会の約束だと思うから。貴方に幸せと喜びで溢れた未来が待っていますように。

改めて、約7年間、本当にありがとうございました。僕の青春は貴方と共にありました。これからも、羽ばたけ!理佐らしく!